行政書士試験

行政書士の憲法の勉強方法!憲法は難しい?配点は?【2022年向け最新版】

行政書士 憲法の勉強法

こんにちは、トモです。

今回は、行政書士試験の憲法のポイントや勉強方法についてお伝えします。

憲法は行政書士試験の法令科目において、行政法・民法に次いで配点が大きな科目です。

また、条文を覚えただけでは解けない問題も多く、難易度は高めです。

一方で、3番目に配点が大きいといっても、憲法の配点は行政書士試験全体の10%未満しかありません。

つまり、憲法の学習においては、あまり時間をかけずに、一定の得点ができるように対応する必要があるのです。

このように、難易度が高いながらも、効率的に学習しなければならない憲法の科目について、

この記事では、目標点数を確実に取るための対策や勉強法を紹介していきます。

憲法が得意な方も苦手な方も、ぜひチェックしてみてください。

憲法とは

まず憲法の概要について確認しておきましょう。

我が国の最高法規

憲法は、わが国の最高法規です。

すべての法律は、憲法の定めに反してはなりません。つまり、憲法は

法律のなかの法律

ということができるでしょう。

また、わが国の憲法は

国民主権
基本的人権の尊重
平和主義

を基本理念としています。

国民を権力から守る法律

憲法の最大の目的は、国民の人権を守る(人権保障)です。

その目的を達成するための手段として、憲法は国家権力を制限しています。

国家権力は、多くの法律を作ることで、国民の権利や自由を規制するものですが、当然ながら、行き過ぎた規制は人権侵害となります。

そのようなことにならないよう、人権を保障するものが、最高法規たる憲法の役割であり、目的なのです。

憲法の構成

憲法の具体的な構成を見てみましょう。

我が国の憲法は、わずか103の条文(うち補足が4条なので実質99条)から構成されます。それらの条文は、次の3つの分野に分かれています。

  • 総論:憲法全編に係る、基本的な考え方が定められている
  • 人権:国民の権利について定められている
  • 統治:三権分立など、国の政治の仕組みについて定められている

憲法の目的である人権保障は、「人権」分野に書かれています。

また、「統治」分野で政治の仕組みを規定することにより、国家権力の暴走を抑制し、制限しています。

「統治」分野の中心は、司法・立法・行政の三権分立に関する事項になっています。

憲法前文も憲法の一部!

103条(実質99条)の憲法の本文の前には、前文がありますが、この前文は単なる「前書き」ではありません。

通例では、「憲法前文には法規範性がある」とされています。つまり、憲法の一部であり、前文の改訂にも、憲法改正の手続きが必要ということです。

一方、憲法前文には「裁判規範性はない」とされています。裁判の基準に使うほどには具体的ではない、ということですね。

その他、憲法前文について詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。「前文を覚えるための歌(YouTube)」なんかの紹介もありますよ。

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行政書士試験における憲法の特徴

それでは、他の科目と比較した、憲法の特徴を見ていきましょう。

行政書士試験の法令科目のなかで配点は3番目に大きいが、全体の10%未満

前述のとおり、憲法は行政書士試験の法令科目の中で、行政法・民法につづいて3番目に配点の大きい科目です。

<法令等(5肢択一式)>

基礎法学:8点
憲法:20点
行政法:76点
民法:36点
商法・会社法:20点

<法令等(多肢選択式)>

憲法:8点
行政法:16点

<法令等(記述式)>

行政法:20点
民法:40点

<一般知識(5肢択一式)>

政治・経済・社会:28点
情報通信・個人情報保護:16点
文章理解:12点

上記のとおり、憲法の配点を合計すると、28点となります。行政書士試験は300点満点ですので、憲法だけでは全体の10%未満ということになります。

配点は決して高くありませんが、憲法は行政法などの考え方の基礎となるものであり、手を抜くわけにもいきません。

過去問を中心に効率的な学習を心掛ける必要があります。

※なお、それぞれの科目の勉強法については、下記の記事をご覧ください。

出題傾向

つづいて、出題傾向や配点の詳細を見てみましょう。

5肢択一式

5肢択一式は5問出題され、各4点のため、5×4=20点の配点となっています。

多肢選択式

多肢選択式は1問・8点となります。

分野別に見ると、総論は出題されてもわずかであり、人権分野と統治分野が出題の中心となります。

項目別に見ると、人権分野では「平等権」「精神的自由」「表現の自由」が頻出です。

統治分野では「国会」「内閣」「裁判所」が頻出となっています。

難易度 ~例年、簡単な問題と難しい問題が混在している

行政書士試験の憲法の出題は、例年、基本的な事項を押さえておけば得点できる問題と、通常の学習では得点が難しい難問が混在しています。

憲法の配点を考えると、難問を取りに行くような、詳細過ぎる学習は現実的ではありません。

基本的な問題を取りこぼすことなく、配点の6~7割の得点を目指す方針でいきましょう。

試験対策 ~勉強のポイント

総論

前述のとおり、総論からの出題はわずかです。とはいえ、総論の考え方は、人権分野や統治分野のベースになるものですから、内容についてはおさえておく必要があります。

人権

人権分野は、条文やその内容を覚えただけでは得点できません。この分野は、個別事件に対する最高裁などの判断(判例)から多く出題されます。

さらに、判例では「違憲か合憲か」など、結果だけを覚えるのではなく、

なぜ、そのような判断に至ったのか

という理由や判断まで問われます。

あなたが利用するテキストにも、人権分野には多くの判例が掲載されているはずですから、そちらの内容を丁寧に確認することが必要です。

統治

統治分野は人権分野と違い、条文知識が中心となります。

前述のとおり、この分野は「国会」「内閣」「裁判所」が頻出となります。

まずはテキストを理解し、頻出部分だけでも、実際の条文にあたっておきましょう。

勉強法

以下が、私の実践した勉強法です。

行政書士試験 憲法 勉強法の流れ

①テキスト(参考書)を一通り読んで、全体のイメージを掴む

※特に人権分野の判例は丁寧に読む

②テキストを章や節ごとに読んで、その章や節に対応する問題集を解く

③「誤った問題」などをマークし、関連するテキストの部分を読む

④問題集を一通り終わったら、「誤った問題」と「正解したが自信が無かった問題」だけ再び解く

⑤すべて「自信を持って正解」になるまで解き続ける

⑥問題集が終わったら、過去問をとく ※できるだけ多くの過去問を解く

過去問を解く際は、以下のポイントに留意してください。

勉強法のポイント

憲法の科目では、過去問と同じテーマが繰り返し出題されていますので、過去問の学習が非常に大切です。

ただし、まったく同じ出題がされるわけではなく、切り口や表現を少し変えて出題されますから、丸暗記では対応できません。

過去問を解いたら、しっかりと理解できるまで解説を読んだり、テキストの該当箇所を読んだりして、確実に内容を押さえてください。

おすすめテキスト・六法・判例集・アプリなど

下記の記事では、おすすめのテキスト六法判例集アプリなどを紹介しています。よろしければ参考にしてください。

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まとめ

ここまで、行政書士試験の憲法の概要から試験対策、勉強法まで説明してきました。

行政書士試験の出題分野のなかでは、配点はそう高くないですが、難易度は高い科目になっています。

とはいえ、正しい勉強法で効率的に学習すれば、恐れることはありません。

ぜひあなたも、この記事に書いた方法を参考にして、合格を勝ち取って欲しいと思います。

参考:日本国憲法(e-Gov法令検索)

この記事の監修者
氏名 西俊明
保有資格 中小企業診断士 , 宅地建物取引士 , 2級FP技能士
所属 合同会社ライトサポートアンドコミュニケーション