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行政法の勉強方法~行政法の試験対策のコツやポイントは?

行政法の勉強方法

「行政」という単語が付いているとおり、行政法は行政書士試験において、もっとも重要な科目の一つです。

しかし、私の周りを見ても、行政法に苦手意識を持っている方は多いようです。

確かに、憲法や民法に比べ、あまり馴染みのない法律です。さらに試験範囲も広く、無味乾燥な暗記中心の科目といったイメージがある点が、多くの方が苦手意識を持つ理由でしょう。

このように少し人気のない行政法ですが、私は好きな科目でした。

何故ならば、

行政法には正しい対策のポイントや勉強方法があり、それを実践すれば、誰でも得意科目にすることができる

からです。

それでは、行政法の対策のポイントや勉強方法とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

以下、分かりやすく説明したいと思います。

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行政法とは

そもそも、行政法とはどのような法律なのでしょうか?

実は、「行政法」という名の法律はありません。六法全書にも掲載されていないのです。

それでは行政法とは何かというと、「行政に関する法律の総称」というのが正しい説明になります。

ご存知のとおり、我が国は「司法」「立法」「行政」と、三権分立が定められている国です。

「行政」とは、一般的な考え方によれば、「司法と立法以外のもの」ということになります(この考え方を、控除説といいます)。

つまり、司法と立法に関する法律以外は、ほとんどが行政法に分類されるのです。その数、なんと1,000以上。

ひとくちに行政法といっても、非常に多くの法律が関係しているのが分かるかと思います。

行政法の出題範囲

そんな行政法ですが、以下のとおり、大きく3つに類型化できます。

行政組織法 行政(国や地方公共団体)の内部組織に関する法律
行政作用法 行政が行う活動についての法律
行政救済法 行政の活動の結果、被害や損害を受けた国民などを救済する法律

この3つの類型に入る個別法規の例としては、以下のようなものがあります。

行政組織法 国家行政組織法、地方自治法
行政作用法 行政代執行法、行政手続法
行政救済法 行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法

上記のなかの赤字の法律は、行政書士試験の「行政法」の出題の中心となる法律です。

これら5つの個別法規に「行政法の総論」を加えた6つの分野から、行政法の試験は出題されます。

行政書士試験における行政法の特徴は?

ここでは他の科目と比較しつつ、行政法の特徴を見ていきましょう。

行政書士試験の中で配点がもっとも大きい

行政法は行政書士試験の中で、もっとも配点の大きい科目です。

<法令等(5肢択一式)>

基礎法学:8点
憲法:20点
行政法:76点
民法:36点
商法・会社法:20点

<法令等(多肢選択式)>

憲法:8点
行政法:16点

<法令等(記述式)>

行政法:20点
民法:40点

<一般知識(5肢択一式)>

政治・経済・社会:28点
情報通信・個人情報保護:16点
文章理解:12点

上記のとおり、行政法の配点を合計すると、112点となります。行政書士試験は300点満点ですので、行政法だけで試験全体の4割近くを占めることにあります。

※以下は、各科目の勉強法の記事となります。

行政法は、すべての出題形式で出題される唯一の科目

また、行政書士試験には、5肢択一式・多肢選択式・記述式と、3つの出題形式がありますが、

行政法は、これら3つのすべての形式で出題される唯一の科目となっています。

それぞれの出題形式により、対応方法が異なりますので、それを意識した取り組みが必要です。

出題傾向 ~広範囲で細かく出題される

行政法の試験範囲は広範です。しかも、出題されやすい論点・出題されない論点というものが少なく、試験範囲全体から、まんべんなく出題される傾向にあります。

しかも、条文の記述をきちんとおさえていないと解けないような、非常に細かな出題ばかりです。

正直なところ、「テキストをざっと読んで、なんとなく理解した」というレベルでは太刀打ちできません。

各論点を細かくおさえていく必要があります。

難易度 ~過去問からのリピート出題も多く、対応しやすい

広範で細かい論点が多い行政法ですが、一方で、対応はしやすい科目といえます。

条文の内容を元に出題されますから、逆にいえば、条文さえ適切に理解しておけば、高得点も可能な科目です。

さらに、行政法では、過去問からのリピート出題の割合が多くなっています。

5肢択一では、過去問の選択肢がそのまま出題されたり、少し表現を変えて出題されることがよくあります。

また、5肢択一式・多肢選択式・記述式と、異なる形式の過去問から、別の形式に変更して出題されることもよくあります。

出題形式のなかで、もっとも難しいのは記述式ですが、記述式においては、ほぼ、過去に出題された論点からしか出題されていません(5肢択一式、多肢選択式の過去問含む)。

以上のように、過去問対策をベースとして、しっかりと知識を蓄積しておくことにより、高得点も狙える科目といえるのです。

勉強法

それでは、効率的かつ高得点を狙える、行政法の勉強方法についてお伝えします。

①テキストを一通り読み、全体像を押さえる

最初に、細かい点は気にせずに、テキストをざっと読み通します。

このような読み方で、行政法の全体像をつかみます。

多少理解できない点があっても大丈夫。まずは時間を掛けずにテキスト一冊読み切ることが重要です。

②1単元ずつ丁寧にテキストを読み、その単元と関連した過去問を解く

テキストの読み込み2回目では、1回目よりしっかりテキストを読んでいきます。一つの単元(章や節)を読んだら、その部分に対応する過去問を解きましょう。

上記のような学習をするためには、「年度別」よりも「論点別(テーマ別)」の過去問のほうが圧倒的に使いやすいです。10年分以上は掲載されているものが良いです。

③不正解の問題等にマークをつけ、復習する

問題を解答して採点すると、、それぞれの問題は「迷わず正解」「自信が無かったが正解」「不正解」のいずれかに分かれます。ここで

・自信が無かったが正解 → △

・不正解 → ×

のようなマークを付けて、それらを復習します。

④過去問を解き終えたら、×と△の問題を再び解く

過去問をすべて解き終えたら、ふたたび最初のページに戻り、×と△の問題だけ解き直します。

⑤×と△がすべて○になるまで、過去問のリピートを続ける

×と△の問題については、解き直すなかで「自信を持って正解」できた問題は、その時点で終了。すべてが「自信を持って正解」できるまでリピートします。

以上が最短で仕上げるための勉強法となります。

試験対策 ~勉強のポイント

それでは、試験対策上、どのような点を気をつけて勉強すればよいのか、ポイントを見ていきましょう。

漠然と「行政法」と捉えず、どの法規から出題されているのかを意識する

前述のとおり、行政法は以下の個別法規および総論から出題されます。

  • 行政法総論
  • 行政手続法
  • 行政不服審査法
  • 行政事件訴訟法
  • 国家賠償法
  • 地方自治法

問題を解く際には、「いま解いている問題は、●●法(または総論)に関する論点だ」

と意識することが必要です。

「行政法が苦手」という人の多くは、漠然と行政法を捉えていることが多いと感じます。

ひとくちに行政法と言っても、それぞれの法は目的も違えば、勉強法も異なります。

たとえば、国家賠償法と地方自治法の目的を理解できていれば、それぞれに関する問題の理解も変わってくるはずです。

問題を解く際には、ぜひ、それぞれの法律を意識しながら、取り組むようにしてください。

過去問を重視

前述のとおり、行政法では、過去問からのリピート出題が多くなっています。

つまり、行政法の攻略法の考え方は、

いかに過去問を上手く活用して、効率よく知識を定着させるか

ということになります。

前述の勉強法で説明した、「△や×の過去問」がなくまるまで、徹底的に過去問を潰して欲しいと思います。

おすすめテキスト・六法・判例集・アプリなど

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行政法の試験対策のポイントと勉強方法 <まとめ>

ここでは、広範かつ細かい出題のため、苦手意識を持つ人の多い行政法について、対策のポイントや勉強法をお伝えしました。

行政法の攻略のポイントは、何と言っても「過去問をうまく活用すること」にあります。

ぜひ、この記事で説明した勉強方法を参考にして、効率のよい行政法対策を実践してみてください。

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