一般コラム

大学生が行政書士を取得するメリット!合格率は?

大学生が行政書士の資格を取得するメリット

大学生が行政書士の資格を取得するメリットをまとめてみた

行政書士試験は、学歴や年齢に関係なく誰でも受験できます。

大学生はもちろんのこと、規定に従えば中学生でも高校生でも受験できる国家資格です。

行政書士の事務所に就職したい方も将来的に独立する予定の方でも、大学生のうちから試験勉強をして行政書士の資格を取得するメリットはたくさんありますよ。

行政書士試験は難易度が高いので簡単に合格できるわけではありませんが、大学生活と両立して行政書士の試験勉強に取り組む大学生は少なくありません。

この記事では、大学生が行政書士の資格を取得するメリットをまとめてみました。

キャリアの選択肢が増える

大学生のうちに行政書士試験に合格する一番のメリットは、キャリアの選択肢の増加です。

行政書士の代表的な働き先は次の3つで、それぞれの働き方について見ていきましょう。

使用人行政書士:行政書士事務所に雇われて就職する方法で、実践的なノウハウを学んで経験を積むことができる

兼業行政書士:平日は一般的な職場でサラリーマンとして働き、土日だけ行政書士として働く(開業する)

開業行政書士:自分で事務所を独立開業し、実務スキルやビジネススキルを活かして働いていく

大学生のうちに難しい資格を取得することで、今後どのようなビジネスをしていこうか考える機会を持てます。

大学を卒業してすぐに開業する予定がなくても、コンサルファームに就職を希望する場合は国家資格の取得が高く評価されるのです。

公務員試験の対策に繋がる

公務員を目指す大学生の数は多く、2020年3月卒業予定の大学3年生の約半数が公務員になりたいとアンケート結果が出ていました。

今も昔も公務員は人気の職業で、次の4つのメリットがあります。

  • 平均賃金が高いのに加えて、雇用も生涯安定している(倒産やリストラの恐れがまずない)
  • 年功序列で基本給が上がっていく仕組みで、長く働きやすい環境が整っている
  • 有給休暇の取得や労働時間の減少など、福利厚生が充実している
  • 国によって保障された社会的信頼で実生活でも役立つ(住宅ローンを組みやすいなど)

公務員試験を目指す大学生にとっては、行政書士の試験勉強も役立ちますね。

それは行政書士試験と公務員試験の範囲が重複する部分が多いからです。

法律系の国家資格の試験は大学受験とは違った傾向がありますので、試験に慣れる目的でも行政書士に合格する勉強が無駄になることはありません。

※下記のページでは、公務員が行政書士の資格を取得するメリットについて解説しています。

行政書士と公務員
公務員が行政書士に転職するメリットは? ~試験免除は何年? 技術職でも大丈夫? 公務員が行政書士の資格を取得するメリットをまとめてみた 「これから資格を取得して仕事に活かしたい」「仕事と直接的に...

就職活動のアピール材料になる

希望の就職先で働きたいのであれば、面接での自己PRが欠かせません。

どの企業の面接を受ける際も、「学生時代に何をしていましたか?」「学生時代に何か取り組んだことはありますか?」という質問をされます。

もし行政書士試験の勉強をして合格できた大学生であれば、法律関係の知識を身につけているとアピールできるでしょう。

自分の将来を考えて自主的に勉強に取り組んだ姿勢は高評価に繋がりますので、就職の採用面接で面接官に良い印象を与えられます。

自分が法律関係の勉強をしたことを形に残しやすい資格ですので、行政書士を目指す大学生が多いのです。

自分の法律適正をはかる物差しになる

一般的に法律は大学生になってから初めて勉強する形になりますので、「自分はどの分野が得意なのか?」といった部分が見えません。

自分が文系なのか理系なのかは12年間の教育で判断できますが、法学部の大学生でも自分の法律適正を判断するまで時間がかかります。

そこで、行政書士の試験勉強を大学生の頃から取り組んでいれば、自分の法律適正をはかる物差しになるのです。

例えば、行政書士の資格を取得して自分の法律適正に自信を持つことができれば、弁護士や公認会計士を目指す選択肢もできます。

弁護士や公認会計士と比較してみると、行政書士の試験範囲はそこまで広くありません。

法律系の仕事と携わる最初のステップとして、行政書士の資格取得を目指すのは効果的です。

大学生の行政書士試験の合格率はどのくらいなの?

大学生の行政書士試験の合格率に関しては、特にデータが出ていません。

しかし、10代や20代で行政書士試験に合格する方も多く、合格率のデータを見ていきましょう。

<10代の行政書士試験の合格率>
平成27年度:8.87%(受験者数541人、合格者数48人)
平成28年度:8.74%(受験者数572人、合格者数50人)
平成29年度:9.13%(受験者数558人、合格者数51人)

<20代の行政書士試験の合格率>
平成27年度:16.0%(受験者数8,713人、合格者数1,397人)
平成28年度:10.1%(受験者数7,591人、合格者数773人)
平成29年度:18.3%(受験者数7,289人、合格者数1,336人)

10代の合格率は低い数値ですが、学生生活と両立して勉強に取り組んで行政書士になれた大学生はいます。

宅建やファイナンシャルプランナーなどの資格と比べて行政書士が就職で大いに役立つとは言えないものの、法律関係の知識を持っているアピールには繋がるのです。

行政書士の資格を持っていれば30代や40代になった時に独立開業する選択肢もできますので、大学生のうちから少しずつ試験勉強に取り組んでみてください。

大学生が行政書士の合格を目指す上で押さえておきたいポイント

大学生は社会人と比べると時間に余裕がありますが、下記のようにやるべきことはたくさんあります。

  • 本業の勉強(単位の取得)
  • サークル活動
  • 学校のイベントや行事
  • アルバイトやパート

これらの合間をぬって行政書士の試験勉強を進めないといけないので、大学生が合格するには学習方法とスケジュールのプランニングが大切ですね。

行政書士試験は、闇雲に取り組んでサっと合格できるような資格ではありません。

モチベーションを維持して長期間に渡って勉強を継続する必要がありますので、大学生は特に学習スケジュールを細かく立てるべきです。

学業が忙しい方やアルバイトをしている大学生でも、通学時間や休憩時間などのスキマ時間を有効活用すれば行政書士の試験の学習時間を捻出できます。

学業の合間をぬって行政書士の試験勉強に打ち込んだ姿勢は、間違いなく就職活動で自分の大きなアピールポイントに繋がるでしょう。

未成年は行政書士の資格取得ができない!

上記でも説明したように、行政書士の試験自体に年齢制限はありません。

高校生でも大学生でも行政書士の試験勉強をして合格を目指すことができますが、資格の取得は別問題です。

行政書士法第2条の2では、未成年者は試験に合格しても資格を取得できない者の条件(欠格事由)に当てはまると記載されています。

つまり、19歳以下の大学生は行政書士の試験に合格しても、今の時点では資格を取得できないわけです。

資格を取得せずにいても合格が取り消されることはありませんが、行政書士の試験合格と資格取得には違いがあると心得ておきましょう。

まとめ

以上のように、大学生のうちに行政書士の勉強をして資格取得を目指すメリットについてまとめてみました。

行政書士事務所への就職を目指す大学生はもちろんのこと、国家資格の勉強に取り組んで合格できた事実は就活で大きなアピールに繋がります。

行政書士は難易度の高い国家資格ですが、法律系の仕事を目指している方は大学生のうちから勉強に取り組んでみてください。

よろしければ、以下のコラムも参考にしてください。