11月に入り、いよいよ行政書士の試験日が迫ってきました。
行政書士に限らず、試験本番が近づくと、ちょっと気持ちが引き締まりますよね。
多くの受験生の方が、不安な気持ちの中、何とか時間を作って最後の追い込みに取り組んでいるのではないでしょうか。
疲れも溜まっていることでしょう。
しかし、そんなことは言っていられません。
これまで、あなたが長期間に渡って努力してきたことの成否が、この1日で決まってしまうのです。
ぜひ、当日の準備などを万全にして、あなたの実力をすべて出し切って合格してほしい!
と、心から考えています。
そこで、この記事では、
- 行政書士試験 当日の持ち物
- 試験当日のスケジュール
- 当日の試験会場までの交通等について
などを、分かりやすくまとめました。
ここに書いてあることに沿って前日までに準備して頂ければ、当日、不要なトラブルに巻き込まれることなく、試験に集中できるはずです。
行政書士試験を受検される方、ぜひチェックしてみてください。
今回の令和3年(2021年)行政書士試験では、新型コロナウイルス感染症対策に留意しながら受検する必要があります。
そのため、行政書士試験研究センター(試験実施機関)から、新型コロナウイルスの感染症への対応について、アナウンスがされています。
以下の記事に詳しく説明してありますので、そちらも是非チェックしてみてください。
行政書士試験 当日必要な持ち物リスト
必須の持ち物
必須の持ち物は、以下4点 + 今回のみ新型コロナ対応の2点 になります。
前日夜までに必ず用意・確認したうえで、当日の朝にも見直す余裕が欲しいですね。
受験票
まずは、なんといっても受験票。こちらに記載された試験場以外の試験場では受験できません。
令和3年度の受験票は緑色です。
BかHBの黒鉛筆又はシャープペンシル
上記以外の濃さの物で解答すると判読が困難になります。
黒鉛筆またはシャープペンシルは複数本数持参しましょう。
シャープペンシルの場合は替え芯も忘れずに。
プラスチック消しゴム
消しゴムも2個持参すると、万が一、机から落としてしまっても焦ることはありません。
※ちなみに、鉛筆や消しゴムを落としてしまったら、焦らずに手を挙げて、試験官を呼び、拾ってもらえば問題ありません。
ただし、予備を用意していないと、ちょっとドキドキしますよね。
試験中は、そうした「平常心を失いそうな要素」を出来るだけ排除することが、本来の実力を発揮するコツです。
必ず予備を用意するようにしましょう。
上履きと下履きを入れる袋(土足厳禁の試験場のみ)
マスク着用 + 「体温測定結果等確認票」
さらに、令和3年(2021年)試験では、新型コロナウイルス感染対策として、マスク着用も必須となっています。
また、今回の試験では受験票に「体温測定結果等確認票」が付属しており、試験当日の朝の体温を測って記入し、受験会場にて試験官に提出する必要があります(下図を参照してください)。
これらも忘れないようにしてください。
持参して試験時間中に使用することができるもの(持参を推奨するもの)
腕時計
腕時計は1個まで試験時間中に使用できます(試験室内に時計の用意はありません)。
経過時間が分からないと、非常に焦ってしまい、本来の力が発揮できないのではないでしょうか。
「残り10分です」などは試験官が教えてくれますが、それだけでは不十分ですよね。
当日のタイムマネジメントを適切に行うためにも、時計は必ず忘れないようにしましょう。
万が一を考え、私は腕時計も2本持っていきました(試験開始直前に、一本は鞄の中にしまいました)。
※計算機能・通信機能等が付いている腕時計は不可です。
※置時計等も不可ですが、懐中時計を机上に置いて使用する場合は、使用が認められています。
※事前にアラーム機能は解除しておいてください。
鉛筆削り
鉛筆削りは、ゴミが中で蓄えられる小さいものだけが試験中に利用可です。ただし、電動鉛筆削りは不可となっています。
問題用紙に用いる蛍光ペン
複数本の使用も可能です。
マスク、ハンカチ、ポケットティッシュ、目薬、点鼻薬
試験中、真剣に取り組んでいると、汗をかいたり、鼻水が出てきたリすることがあります。
そんなとき、ハンカチやティッシュが無ければ、汗や鼻水が気になって試験に集中できなくなる可能性があります。
また、大学構内など、結構乾燥している会場は多いですし、試験中は真剣に問題文を読みますから、目がショボショボする可能性があります。
よほど眼力に自信がある人以外は、目薬を持参することをお勧めします。
※令和3年(2021年)試験では、感染症対策のためマスク着用が必須とされています。
膝掛けや座布団
これらも利用可能ですが、使用に当たっては試験監督員の許可を受けてください。
その他、持参を推奨するもの
飲み物
飲み物は、試験時間中には机の上に置くことはできませんが、試験開始直前などに喉が渇くこともありますので、持参しておきたいですね。
会場近くのコンビニなどで購入できるかも知れませんが、受験日当日は、多くの受験生で混雑したり、欲しい商品が売切れたりするなど、不測の事態が起こりがちです。
そのため、可能であれば、自宅から持参するか、購入する場合でも、自宅近くのコンビニなどで購入してから持ち込むことを、強くお勧めします。
なお、昼食については、試験場によっては弁当等を食べる場所がありませんので、昼食を済ませてから会場入りするようにしましょう。
テキスト/ノート等
普段使っているテキストやノート類は、重くて邪魔にならない程度に持参しましょう。
行政書士試験の出題範囲は広いですから、直前までテキストやノートを見ていても、あまり得点アップに繋がらないかも知れません。
ですが、休憩時間などに、あれこれ考えてしまうより、テキストやノートを見直していた方が、よほど平常心を保つことにつながります。つまり、精神安定剤としての効能もあると思います。
上着
試験会場は、場所によっては、空調(冷暖房)が効きすぎている場合があります。
特に令和3年(2021年)の試験では、新型コロナウイルス対応のため、最大限の換気を行うことになります。
自分で温度調節ができるよう、羽織れるカーディガンのようなものを、ぜひ持参しましょう。
メガネ拭き(メガネを使用される方)
これはメガネをかけている知人から聞いた話です。
メガネをかけている方は、「メガネ拭き」を忘れないようにしてください。
というのも、前述のとおり、真剣に試験を解いていると、汗をかいたり、鼻水が出たりします。
部屋の空調も、暑かったり寒かったりするかも知れません。
つまり、非常に「メガネが曇りやすい要素」が満載なのです。
メガネが曇ると、それが気になって、なかなか集中できませんよね。
ぜひ、メガネ拭きを忘れないようにしてくださいね。
行政書士試験 当日のスケジュール
当日の試験の実施スケジュールは、以下のとおりです。
試験時間
午後1時~午後4時
集合時間
開場は午前11:50分、集合時間は午後0:20分です。
午後0時30分から受験上の注意事項の説明を行いますので、遅刻しないよう、試験場への交通手段、所要時間等を事前に確認し、時間に余裕を持ってお出かけください。試験開始後30分を過ぎると受験できません。
遅刻
遅刻者の入室は、試験開始後30分までは認められますが、試験終了時間の延長はありません。
※交通機関の遅延が生じた場合は、「遅延証明」を取得のうえ、可能な手段で試験会場に向かってください。
途中退出
途中退室は、午後2時30分から試験終了10分前までは認められます。
試験時間の終了前に、退室に際し試験問題、答案用紙を試験室から持ち出すことはできません(失格となります)。
試験時間中のトイレ
トイレに行きたい場合は、手を挙げて試験監督者の指示に従ってください。
試験会場までの交通等について
前日までに交通手段(機関)の確認をしておきましょう
言うまでもないことですが、当日の交通手段(機関)の確認(乗車時間などの確認)は、前日までにやっておきましょう。
遠方の試験会場の場合、時間があれば事前に交通ルート確認の下見に行っておきたいところです(会場へは立ち入り禁止です)。
また、試験会場が遠地の場合など、念のために1時間以上前に会場に到着するような予定を組むことがおすすめです。
まとめ
ここまで
- 行政書士試験 当日の持ち物
- 試験当日のスケジュール
- 当日の試験会場までの交通等について
について記載しました。
繰り返しになりますが、あなたのこれまでの努力の結果が出るかどうかは、この1日にかかっています。
当日は受検だけに専念できるよう、今回の記事を参考にして、必要な準備は前日までに完了させてください。
そして、ぜひ、あなたがご自身の実力を精一杯発揮できて、よい結果を得られることを、心より願っています!