行政書士の模試を受験するメリットとデメリットはこれだ!
行政書士の資格取得を目指すに当たり、模試(模擬試験)や答練(答案練習会)は受験しておくべきです。
ただテキストや参考書を読むだけでは、行政書士の試験に合格は難しいものです。
問題演習を重ねて実践力を養って合格に近づけるためには、模試が大いに役立ちますよ。
まずは行政書士の模試を受験するメリットについて見ていきましょう。
- 本試験と同じような環境で受験する形になるため、本番の直前に予行演習ができる
- 問題の時間配分や解く順番など、日々の勉強では難しい部分を掴むことができる
- 「知識を上手く当てはめられない」「覚えたはずの条文が出てこない」など、普段の学習では見えてこない課題を把握できる
- 自分が得点できなかった部分の苦手科目を分析し、克服して確実に点数を伸ばすことができる
- その年の本試験に出題される可能性の高い問題をチェックして集中的に補強できる
- 予備校で実施されている模試の中には、コンピュータ採点で弱点を細かく洗い出して復習すべきポイントを把握できる
行政書士の本試験は180分の長丁場で、試験の範囲や科目はかなりのボリュームがあります。
いきなり本試験に挑むよりも、模試で解き方のコツを把握していれば得点を取れる可能性が高いのです。
それに加えて自分の学習の進み具合を確認したり苦手分野を補強したりといった対策もできますので、行政書士の模試のメリットが大きいとおわかり頂けるのではないでしょうか。
しかし、行政書士の模試を受けるに当たり、金銭的な負担が加わるというデメリットがあります。
予備校によって違いがありますが、行政書士の模試は1回当たり3,000円~6,000円です。
とは言え、お金がかかる以外に行政書士の模試のデメリットは特にありません。
「模試を受けて失敗だった・・・」と感じることはほぼありませんので、本番前の予行演習として受験してみてください。
なお、行政書士試験の「最速勉強法」ノウハウについて、現在、資格スクールのクレアールが、市販の受験ノウハウ書籍を無料でプレゼントしています。
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行政書士の模試は会場受験と市販模試のどっち?
行政書士の模試は、次の2種類に大きくわけることができます。
- 予備校で実施されている会場受験
- テキストを購入して問題を解く市販模試
どちらの方法でも、行政書士試験の本番に備えた対策ができる点では一緒です。
仕事が忙しくて会場受験の時間を確保できない人は市販模試を選ぶしかありませんが、個人的には、本番の試験さながらの環境で受験できる「会場受験」がおすすめです。
行政書士の模試で会場受験がおすすめの理由
大手予備校の会場受験の模試は1回当たり3,000円~6,000円で、1冊1,500円程度で購入できる行政書士の市販模試よりもコストがかさみます。
しかし、行政書士の模試は市販模試よりも会場受験の方をおすすめする理由をいくつか見ていきましょう。
- 予備校が作っている模試の質はかなり高く、その年で出題されやすい予想問題を解くことができる
- 出題された問題ごとの正解率が載っているため、「正解率の低い問題は捨てる」といった対策を立てられる
- 成績表には自分の順位や偏差値が出るため、受験生全体のなかの位置や、ライバルとどの程度の差がついているのか把握できる
- 他の受験生と同じように会場に集まって試験を受ける形になるので、慣れておけば本番の緊張やプレッシャーがほぐれる
行政書士の模試のメリットを活かしたいのであれば、市販模試よりも会場受験ですね。
「TAC」「LEC」「大原」など、確かな実績を持つ予備校で実施されている行政書士の模試を選んでいれば間違いはありません。
行政書士の市販模試でおすすめはこれ!
「なるべくお金をかけたくない」「予備校まで遠くて時間がかかる」という方は、行政書士の市販模試がおすすめです。
「市販模試の質やレベルは低いのでは?」と不安を抱えている方はいませんか?
確かに、予備校実施の会場受験の模試と比べると見劣りする部分はありますが、次の3つの市販模試は3回分の問題と解説が入っています。
- 『出る順行政書士 直前予想模試』:徹底した試験分析で難易度を限りなく本番に近づけている
- 『合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試』:本試験を完全シミュレーションできる
『本試験をあてる TAC直前予想 行政書士』:TAC講師陣の総力を結集して作られている
市販模試でも本番のレベルは十分に再現できていますので、会場受験が難しい方はAmazonや書店で購入してみてください。
※『出る順行政書士 直前予想模試』のレビュー記事も書きましたので、よろしければそちらも参考にして下さい。
https://gyousei-fight.com/lec-cyokuzen-moshi-2205/
行政書士の模試のおすすめの受験回数
「行政書士の模試は何回くらい受ければ良いの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
会場受験なのか市販模試なのかで変わりますが、行政書士の模試の受験回数は何回でもOKです。
1回の模試で時間配分や解く順番のコツを把握できるとは限りませんので、「納得できなければ2回」「結果が出なかったから3回」と増やしてみてください。
複数回に渡って行政書士の模試を受けるのであれば、いくつかの予備校の会場受験の模試を1回ずつ受ける方法がおすすめです。
会場受験と市販模試を併用し、本番の試験に備えて徹底的に対策するのも良いでしょう。
模試を受験する回数が増えるとそれだけ金銭的な負担が大きくなりますが、本番の行政書士試験に合格するのが一番大事ですので、何回受けても損はありません。
行政書士の模試の受験時に押さえておきたいポイント
以下では、行政書士の模試の受験時に押さえておきたいポイントをいくつか説明しています。
ただ模試を受験するだけで行政書士の試験の合格率がアップするわけではありませんので、模試の有効活用法についてきちんとチェックしておきましょう。
会場へ行けるならば、会場模試を選ぶ
予備校で実施されている行政書士の模試は、会場受験だけではなく自宅模試も選択できます。
自宅模試とはその名の通り、自分の都合の良いタイミングで自宅で受験できますので、「現地が遠くて行くのが大変」と悩んでいる方におすすめです。
繰り返しになりますが、行政書士の模試を受験するなら可能な限り、自宅模試ではなく会場模試を選びましょう。
内容が同一でも、会場模試には次のメリットがあります。
- 他の受験生もいるので適度な緊張感がある
- 本番の試験の雰囲気を味わうことができる
- 時間配分や解く順番は会場模試でないとわからない
- その後の学習のモチベーションがアップしやすい
本試験までの対策が行政書士の模試を受験する一番の目的ですので、実際に予備校に足を運んで受験してみてください。
行政書士の模試が終わった後に必ず復習する
行政書士の模試を受けて結果が出た後は、必ず復習をしましょう。
模試は高得点を取るのが目的ではなく、自分の弱点や苦手分野を知るために受験します。
苦手分野をそのまま放置していると本番の行政書士試験で合格することはできませんので、模試の結果を見た後に「○○○の勉強にもっと力を入れた方が良いのか~」と復習すべきです。
具体的にどのような方法で行政書士の模試の復習をすれば良いのか見ていきましょう。
- 自分が解いた問題冊子を見返して、判断に迷った問題と理解できなかった問題をピックアップする
- 解説冊子と問題冊子を照らし合わせて、どうすれば解けたのか把握する
- 後から思い出すことができるように、間違った問題と解説をノートに残しておく
仮に行政書士の模試の結果が悪かったとしても、「やっぱり自分には無理なんだ・・・」と諦める必要はありません。
模試と同じ結果にならないように復習を中心に学習計画を立てていれば、本番の試験で合格できます。
まとめ
行政書士の模試は金銭的な負担以外は、特に大きなデメリットはありません。
本番の試験の前に模試を受験すれば、「予行演習ができる」「問題の解き方がわかる」「苦手分野を克服できる」など様々なメリットがあります。
行政書士の模試を受けた後の復習を重視していれば合格率を高めることができますので、是非一度試してみてください。